放射能を含んだドリンク「Radithor」

Fallout 4のヌカワールドのクエストをやってると、無性にコーラが飲みたくなる。

 

そういえば、ヌカコーラにはラジオアイソトープが含まれている。そんな飲料が現実にあったらヤバい(ヤバい)

いやあるわけない。

 

 

 

あった。

Radithor - Wikipedia

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Radioactive Water(迫真)

 

このRadithorなる放射性飲料には1本(60ml)あたり1μCiのラジウム226とメソトリウム(ラジウム228)を含む。

 

1μCiはベクレルに換算すると37kBqになる。WHOが定める平常時の水道水の基準値は10Bq/kgなので、37kBqという数字が如何にぶっ飛んでいるかが分かる。

 

ちなみに事故後の基準値は放射性核種ごとに細かく定められているので気になったらIAEAの資料を見てみよう。

 

 

で、この放射性飲料なる代物は健康ドリンクとして飲まれていた。オタク風に言えば魔剤だ。リトビネンコではない。

 

Radithorが生産されていた1910~20年代ラジウムが健康にいいと思われていた。

 

元々はガンの治療に有効だと知られていただけなのだが、いつしか拡大解釈され万能の物質として崇められた。

 

ラジウムが商品名に使われまくったりもしたとか。

 

アメ公はアトム信者だった…?

 

 

Radithorは結構売れたようだ。死人が出たのは言うまでもない。

 

大富豪のエーベン・バイヤーズは敬虔なアトム信者で、医者に勧められたことから毎日3本のRadithorを飲んでいた。

2年経って流石にヤバいと気づいたのか服用をやめたが、時既にお寿司遅し、彼はすでに2億ベクレル近いセシウムを体に入れていた。

 

歯はほとんど抜け、顎の骨は溶け切っていたとか。

 

 

1930年代に入ると、流石にラジウムはやべーやつだと認識され、放射能療法も消えていった。気づくのが遅すぎる。

 

 

余談だが、アメリカでは飲料水にラドンを添加するポッドも売られていた。放射線による健康リスクは低かったものの、ヒ素、鉛、バナジウムウランが含まれていたようだ。